やっと一年の仕事が終わり、冬休みに入りました。正確には、年末年始休暇ではなく、まだ有給休暇ではあるのですが……。
それはともかく、普段はできないメンテナンスをするチャンス。ということで、まずはロードバイクから手をつけました。今回は、チェーン交換と駆動系の掃除、バーテープの交換を行います。
購入した直後のチェーンは、錆を防止するための油が付いています。これはかなり粘度が高く、汚れを引き寄せる原因になるので、取り付け前に洗い落とします。
浸け置きタイプのパーツクリーナーなどを使うのがベストだと思うのですが、私はこの季節入手しやすい灯油で洗ってしまいました。「油汚れは油で落とす」というわけです。火気と手の肌荒れには要注意。あと、換気も十分に行いましょう。
洗い終わったチェーンは、風通しのよいところで灯油を乾かしておきます。
続いて、ギアをインナー×トップにチェンジして、使用中のチェーンを切断します。この辺の手順は、飯倉清『ロードバイクトラブルシューティング』(圭文社)を参考にしました。
取り外したチェーンです。鮮やかだった金色は、度重なる走行のうちに色あせてきました。ミッシングリンクで接続していましたが、走行中のトラブルはまったくありませんでした。その代わり、どうやってもミッシングリンクを外すこともできませんでしたが。
チェーンを外した機会に、普段は手の入らない駆動系のクリーニングを行います。こちらはリアディレイラー。二つあるプーリーには、思ったよりも泥がたまっていました。チェーンの砂ボコリが少しずつ堆積していたようです。
プーリーについては、回転も確認。動きが悪いようであれば、オイルを差して様子を見ます。今回はスムーズに回転するようになってくれましたが、改善しなければパーツ交換も検討しなければなりません。
フロントディレーラーとチェーンリングも掃除します。フロントディレーラーの内側は、チェーンの無いときでないと掃除できません。チェーンリングも、チェーンが無ければ簡単に汚れを落とせます。あと、クランクを回転させて、BBに異常がないか確認しておきます。
今回は、さらにリアホイールを外し、スプロケットも外して掃除しました。フリーホイールやスプロケットのギア板の間などは、組みあがった状態ではなかなか掃除しにくいのですが、分解すれば簡単です。古歯ブラシなどで汚れを落としたあと、元通りに組み立てておきます。
新しいチェーンを前後最小ギアとディレーラーに通し、長さを調整してからミッシングリンクでつなぐと交換終了。最後に、チェーンにWAKO'Sのチェーンルブを塗布しておきました。クランクを正方向に回転させながら変速させてみて、問題がなければとりあえず作業終了。あとは、実走時に異音が出たりしていないか確認します。
一息入れて、バーテープの交換も行いました。使用したのは、フィジークのマイクロテックスバーテープ。色はアップルグリーンです。思ったよりも薄くてタイトな仕上がりとなりました。
これで本日のメンテナンスは終了。実際に走ってみての感想は、また後日のお楽しみです。
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