2009年10月10日土曜日

セラック仕上げハンドルバー

幸い我が家には大した被害もなく台風は通過し、この週末は秋晴れが期待できるという天気予報。となれば、まずは洗車、次に自転車でお出かけです。
先に本日の走行データを書いてしまうと、2h36m30sで63.71km、平均24.4km/h、74rpmでした。期待したほど天気は良くならず、途中で通り雨にも遭う始末。筋肉が冷えてしまって大変でした。


実は、先日巻いた新しいバーテープ仕上がりがいまいち気に入らず、もう一度巻き直しました。今回はコットンのバーテープを巻き、セラックニス(シェラックニス)を塗って仕上げてみました。
道具の準備や作業には、こちらの記事こちらの記事を参考にさせていただきました。終端処理には麻紐を使うのが正統派(ヘンプ巻きというらしい)なのですが、入手できなかったので今回はたこ糸で代用。セラックニスは、近所のホームセンターで普通に入手できました。


まずは普通にコットンのバーテープを巻きます。一般的なバーテープとは違ってほとんど伸びないので、複雑な三次元形状のドロップハンドルにきれいに巻くのは難しいと思います。私は「多少皺ができても目立たなければ良し」と割り切って巻きました。ちなみに、今回巻いたのは赤いバーテープです。
バーテープを巻き終わったら、たこ糸で終端処理を行います。実は今回も巻き終わってみたら左右の長さが違っていたのですが、たこ糸を巻く長さでそれとわからないように調整してみました。終端処理の巻き方については、前述の記事で先人の知恵を参考にさせていただきましょう。


ここからは、根気と自己満足の世界です。

デュアルコントロールレバーのフードをめくってバーテープが露出した状態にしてから、セラックニス(シェラックニス)を終端処理用のたこ糸とバーテープに塗っていきます。1回目はほとんど糸やバーテープに吸収されてしまうので、何度も重ね塗りを繰り返します。塗りもの系作業の常として、一度に厚塗りせずに薄く何度も重ね塗りするのがポイントです。
この記事に掲載している写真は8回塗り重ねた状態。1回塗ると1時間くらい乾燥させる時間が必要なので、時間も必要です。実はいま、記事を書きながら9回目の乾燥中。

ここまで塗れば完成、というのはありませんので、自分の満足できる色になるまで塗り重ねます。私は赤を強調したかったのでベースを赤いバーテープにしましたが、白いバーテープを使うとハニー色のレザーサドルのような色になってくるそうです。

実際に走ってみた感想です。
「コットンのバーテープは衝撃吸収性は期待できない」という記事をよく見かけていたので、あえてパッドの入っていないグローブで走ってみました。今回は60kmほどしか走っていませんが、このくらいの距離を一般道やサイクリングロード主体で走るのなら、とくに問題はないと思います。
ただし、これはTarmacのようなもともと衝撃吸収性に優れたカーボン素材を使ったバイクだから言えるのかもしれません。硬さとダイレクト感に優れるアルミのバイクや、カーボンでも競技指向の硬いバイクの場合はもう少し印象が変わる可能性があります。
エンデュランス系のカーボンロード、スペシャライズドでいえばルーベのようなモデルでハンドルバーもカーボンにして、パッド入りのグローブも使えばロングライドも意外と大丈夫かも。



さて、そろそろ9回目の乾燥が終わったようです。10回目の塗りを始めましょう……。

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