
上の写真の中央にあるのが、シマノ TL-SR21スプロケット戻し工具。その左上にあるナット状のものがシマノ TL-LR15ロックリング抜き工具です。
TL-SR21はカセットスプロケットが回らないようにチェーンで固定するための工具です。工具に取り付けられているチェーンは、なんとULTEGRAグレードのものでした。なかなか高級品を使っていますが、それだけ力がかかるので耐久性が必要ということなのでしょう。
TL-LR15はそれ単体では使用できないため、24mmのレンチを用意する必要があります。私はクルマをいじるときにそろえたメガネレンチを使いました。モンキーレンチでも大丈夫なようですが、可能であればメガネレンチを使う方が安全かつ作業が楽になると思います。
こちらがカセットスプロケットを箱から出した状態。右側にあるのがスペーサーです。WH-6700とCS-7900を組み合わせるときは、このスペーサーを使う必要があります。
スプロケット本体は、フィルムケースのようなプラスチック製のパーツで各ギアが保持されています。ギア板の間にスペーサーが挿入されていることがあるので、不用意にバラして順番がわからなくなってしまわないように注意です。
スプロケットの展開図。左上から右下に向かって、ローギアからトップギアに並んでいます。CS-7900は、ロー側のギア4枚がチタン製です。この写真で黒っぽく見えるギアがチタン製となっています。
スプロケットの交換作業は、必要な工具が揃っていれば難しいことはありません。
外すときは、スプロケット戻し工具でギアが回転しないようにしっかりと固定し、ロックリング抜き工具をきちんとかみ合わせて、ちゃんとしたレンチで回すだけです。
スプロケットを固定するときはスプロケット戻し工具は不要です。また、ホイールの回転によって自然とロックリングが締まるので、力いっぱい締めつける必要もありません。力を入れすぎると、逆にアルミ製のロックリングを破損する可能性もあります。
それよりも、スペーサーの有無を含めたスプロケットの組み立てに注意です。ギア板の順番を間違えないようにするのはもちろん、組み合わせによってはスペーサーも忘れないようにしましょう。スペーサーが無いと、フリーハブが回転せず固定ギア状態になってしまいます。……はい、しっかりと間違えました。
スプロケット交換用の工具ですが、利用できるのは交換するときだけではありません。駆動系が露出している自転車は、走っているうちにどうしてもギアやチェーンが汚れてきます。表からは掃除できない部分も、スプロケットを外せば掃除可能です。普段からのメンテナンスにも役立ちますし、機会があれば購入しても損はないと思います。