春らしい日が続いたゴールデンウィークも残り僅か。去りゆく休日を惜しんで、というわけでもないのですが、バーテープを春色に換えてみました。
最初にいま巻いてあるバーテープをほどきます。普通のバーテープなら普通にほどけるのですが、セラックニス仕上げのバーテープはそうそう簡単にはほどけません。ほどけないようにするためニスでコーティングしてあるので、当然と言えば当然なのですが。
ちなみに、セラックニス仕上げのバーテープは写真でみると妙に生々しく見えますが、実物も濡れたような光沢とスベスベ感のある触感で、何とも言えない触り心地です。そこがまたニス独特のところですね。
紐を巻いて末端処理してある部分にナイフを入れて切断し、順番にほどいていきます。ニスで固められているので、けっこう硬くなっています。ケガにはご注意を。
ほどき終わりました。今回は、この状態でブレーキアウターワイヤーのとり回しと、デュアルコントロールレバーの位置調整を行います。
デュアルコントロールレバーはハンドルバーとフラットにつながる位置に移動し、ハンドルバー自体はトップ部分が地面と水平になるように調整してみました。ブレーキアウターワイヤーは、ハンドルバーの前方斜め下あたりに移動させます。
調整ができたら、新しいバーテープを巻きます。サイクルベースあさひさんのメンテナンスマニュアルを参考に、ある程度引っ張りながらピッチを一定にすることを心がけて巻いていきます。前回普通のバーテープを巻いたときは、引張り強さと重なり具合の関係か、トップ部分でバーテープが足りなくなったのですが……
今回は余裕をもって巻くことができました。バーテープ裏面の両面テープの位置を参考に、常に両面テープ部分がハンドルバーに本体に接触するように心がけて巻くといいみたいです。もちろん、十分に引っ張っておくことも忘れずに。
今回は左→右の順番で巻きました。写真撮影は右側からが多いから、左側で練習して右側で本番、というわけではないです。
デュアルコントロールレバーのおさまり具合もいいみたいです。試乗が楽しみですね。
おおむね満足できるできなのですが、やはり素人作業なので失敗もあります。
レバーブラケット付近で、バーテープで覆いきれなかった場所がありました。注意しながら作業したつもりなのですが、引っ張ったバーテープが戻るときに隙間があいてしまったようです。
あと、巻き始めのエンドプラグで処理する部分も、スタート位置を見栄えを考慮して調整できればベストですね。巻き終わりのフィニッシングテープ部分もまだ工夫できそうです。
次回……はいつになるかわかりませんが、巻き始めと巻き終わり、それにブラケット付近にも注意して作業したいですね。
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